篠笛は初心者用のプラスチック管は2000円以下ととても入手しやすいお値段!
しかし、ネットで見ていると種類が多いので迷う方もいらっしゃると思います。
ここでは失敗しない楽器の選び方について説明します♪
【ドレミ調・お囃子用とは】
篠笛には西洋のドレミに調律がされているものと、されていないものがあります。
調律されているもの=ドレミ調・唄用・ドレミ音階などと呼ばれる楽器
調律されてないもの=古典・お囃子用・お祭用などと呼ばれる楽器
※呼び方が違うだけなので、ここでは調律されているものをドレミ調、されていないものをお囃子用と呼びます
吹きたい曲が歌謡曲などのメロディーが歌えるもの、ピアノ伴奏がついているものなどの場合はドレミ調、お囃子の場合はお囃子用を購入してください。
もし逆のものを使ってしまうと…
・お囃子用ではきれいな音階を出せないので、なんだか違うメロディーになってしまう
・ドレミ調の笛は大甲(結構高い音)より上の音が出にくいので、ひしぎのような技法が困難
といった不具合が出てきます。
表記がない・店員さんに聞いてもわからない場合
基本的には習っている先生にお聞きするのが一番ですが、どうしてもわからない場合見た目で判断することができます!
吹き込み口から少し離れた指孔(七個あります)。この穴が
すべて均等の大きさ→お囃子用
バラバラの大きさ→ドレミ調
になります!購入の際は参考にしてみてください♪
【○本調子とは?】
○本調子というのは楽器の長さを表す呼び方です。
数字が若いほど長い笛=低い音
数字が大きいほど短い笛=高い音
初めての方にオススメなのは七本もしくは八本!
七本調子は初めての場合一番音が鳴りやすいと思います。
指孔も離れすぎていないので手が小さい方でも持ちやすいです。
ただ、七本調子は♯がたくさんつく調律になっているので、
ピアノなどほかの楽器と合わせるときは八本調子か六本調子がオススメ!
※独奏や、太鼓と合わせる場合は七本調子がきれいで吹きやすい♪
その他、八本調子はハ長調(イ短調)・六本調子は変ロ長調(ト短調)、変ホ長調(ハ短調)が演奏しやすいです。吹きたい曲があったらチェックしてみてください。
このように篠笛にはいくつか種類があります。
自分がやってみたい曲にあわせて購入してみてください!
服部燕山