服部燕山ブログ

普通の音大生から日本の音楽の世界へ!自分の国の音楽は知らないことだらけだった

楽譜が飛んでいった話

コロナウイルスでのイベント規制が少しずつ和らいできて、最近は有難いことに色々な場所で演奏をさせていただいています。

 

先日、ホテルのロビーで演奏をさせていただいたときのこと。

演奏場所は正面自動ドアの前、その日は風の強い日だったので譜面台のクリップで楽譜を止めていました。

 

この日は全部で3ステージ。1ステージ目2ステージ目を無事に終え、3ステージ目が始まり「春の海」の終盤に差し掛かった頃でした。
お客様の来館とともに突風。

譜面台のクリップの頑張りもむなしく、私の楽譜が宙に舞いました。

 

急なハプニングに頭の中が一瞬真っ白になるも、2つの考えが浮かびました。
・「春の海」は演奏機会が多く暗譜しているであろう

・この日のお相手佐藤亜衣さん(箏奏者)とは学生時代から何度もご一緒している

 

まあ大丈夫やろう!!

 

という事で、見栄えは悪いですが楽譜が散らばったまま最後まで演奏させていただきました。

観ているお客様の方が緊張されたかもしれません…

何食わぬ顔をして楽譜を拾い、この日の3ステージは無事に終了しました。(よかった)