年が明けましたが、おめでとう となかなか言い難い状況が続いていますね。
私は1月1日から3日まで名古屋観光ホテルさんでピアノの方と演奏をさせていただいておりました。
演奏後帰り道に震災が起き、私が小学生時代を過ごした金沢が、内灘町が大変な状況となってしまいました。
1日は春の海を始めおめでたい曲を数曲演奏しましたが、2日目からどんな曲をやったらいいか2人ですごく悩みました。
あまりおめでたい曲をやらないほうがいいだろうか…、それともこのひと時だけでもお正月の楽しみを味わってもらった方がいいだろうか…
私たちが選んだのは、クラシック数曲としっとりとしたポップスでした。お客様の反応を見ていると、お客様もこの状況をどういう気持ちで過ごせばいいかわからないと言った雰囲気でした。
そこに音楽があったことで安心された様子が伝わってきて、少しずつ会場の雰囲気も明るくなってきました。
そこから少し明るい曲やおめでたい曲も追加していきましたが、涙を流しながら聴いてくださる方、アンコールの声をかけてくださる方もいらっしゃって演奏家としての役割が果たせたかなと安心しました。
被災された方々が1日でも早く穏やかな日を迎えられますように！私も出来ることを探しながら、今年も邁進していきます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
服部燕山
